商品と平均工賃について

2014年2月17日


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前のブログの続きですが

ムイットボンは、全ての自主製品のパッケージを外注して、市販の商品と同等の品質にした方がよいとは考えていません。

また、工賃が絶対の基準ではなく、自立に向けた障がい者の支援の一部分が「工賃」という概念だと理解しています。

ムイットボンは「利用者さんの個性を活かしたパッケージ・商品」「利用者さんの作業として活かされるパッケージ・商品」もすばらしいと考えています。
でも、それがなかなか目標工賃に結びつかないのが難しいところです。
東京都の場合「工賃義務が¥14000」なんて言葉もでていて、悩ましいところです。
平均工賃なので金魚えびすを作っている作業所の場合、「¥14000円(工賃)×30人(利用者)=¥420000」の営業利益が必要
売り上げだけで月に150万以上は稼がないといけません。

ただの小売りであれば簡単すぎる目標ですが、「支援と工賃の両立」なので、とても難しいです。

「支援と工賃の両立」を目指す場合
商品単体での善し悪しで判断すると失敗するので、戦略を立てて→戦略に合った商品を作っていかないといけません。
戦略の中で「商品を作る」のは、「削る」作業の方が多いのは皮肉です。
「平均工賃」という概念は本当に扱いが難しいし、利用者さんには直接関係ない事だったりするので、なんとかなりませんかね〜?
と、誰かに懇願したくなる日々です。

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金魚えびすの冬ギフト 工賃倍増の裏で大変だった事

2014年2月8日


金魚えびすを販売した障害福祉事業所の12月工賃は、前年月比で工賃倍増達成、東京都の平均工賃越えを果たしました!
パチパチ!
このまま行けば、年間平均工賃が2万円に届く事も無理ではないと思います。
しかし!
成果の裏で多大な犠牲を払っていた事を無視するわけには行きません
先週、冬ギフトに関わっている江戸川区の障害福祉事業所でワークショップを行いました。
目的は
・販売データから見えた成果と課題の事業所間での共有
・製造販売をした事業所の大変だった事、愚痴の大放出
 
データの方は成果、課題と販路構築の仕組みを参加事業所で共有、事業所からの質問に答える事でそれぞれの作業所に落とし込みをしました。
 
このワークショップのメインは冬ギフトやってみて大変だった事!

それはズバリ「パッケージ」 

デザイン(といっても市販品を組み合わせただけですが)はムイットボンがしました。
事業所は利用者さんにパッケージ作業の切り出しが出来ず、かなり苦労したそうです。(職員におこられました。)
Aギフトはまだよくて
 IMG_3075
 
大変だったのはBギフト
利用者さんはリボン結びが難しかった!(すみません)
 
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言い訳になってしまいますが、市販のものを組み合わせてパッケージを作っても、見栄えのいいパッケージを作る事はなかなか難しいんですよ
どうにかして見栄えのいいパッケージにしようとすると複雑にならざるをえない>大量受注のため現場が大変
 
「パッケージ作業が大変」という問題にムイットボンはやる前から気がついていました。 
解決方法は事業所がリスク(デザイン外注とパッケージの在庫)を負ってオリジナルパッケージを作る。
民間の会社さんであれば、そこはリスクを負うところですが、障害福祉事業所では「リスクを負う」と言う感覚がないので、今回は体を張って体験していただきました。(ここら辺は口で説明しても理解で来ませんからね)
この先、利用者さんの為に工賃を上げる、安定した売り上げを得ていくためには超えなければ行けないハードルの1つだと考えています。

支援と工賃のバランスを考えながら、商品と販路構築をしていけるといいですね。

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金魚えびす 応援者のニーズを満たせ!

2014年1月26日


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「金魚えびすの冬ギフト」の売り上げデータが上がってきました。
ざっくりですが、
・お客様の3/5が身内(福祉関係、江戸川区関係)
・お客様一人当たりの購入金額が5942円でした。
上記2点がデータの中では印象的でした
いま、障害福祉では福祉の外側へ販路を切り開くことが注目されています。
当然ムイットボンも「福祉の外側」を意識しています。
しかし、江戸川区の福祉現場での量産や品質管理等の状況を鑑みると、まだまだその時期ではないです。
 
江戸川区ではしっかりと地盤を固めることを優先してます。
地盤とは「障害福祉を応援したい人」(以後、応援者)です。
江戸川区の場合、福祉の販路(例えば区役所販売)がほとんどありませんでした。
そのためムイットボンは
応援者を探し出す
応援者のニーズを探る
応援者が商品のファンになってくれる方法
を考えました。
他の区でもそうですが、役所の職員さんをはじめ「障害福祉を応援したい人」は、かなり多いです。
でも、応援者が言うのは「商品を買って応援したいけど、欲しい物がない」
 
障害福祉の商品は応援したい人のニーズを満たす事が出来れば、それだけで工賃が上がるのではないのか?
という仮説を立てました。
 
その仮説に沿って立てた戦略が「金魚えびすの冬ギフト」です。
お客さまの3/5が身内と言うのは、戦略がうまくいったという事でしょうか。
そして「金魚えびすの冬ギフト」では応援者がファンになってくれるような、デザインを目指しました。
その成果もあり、「金魚えびすの冬ギフトをもらった人」がお年賀に使ってくれたり、結婚式の引き出物に使っていただいたり、2月もすでに注文が入っています。
 
ファンになってくれれば、こういった形で「福祉の外側」に販路が広がるんですよね。
「満足」は人に伝染します。
ムイットボンは、この状況を積み重ねる事で、金魚えびすのブランディングが始まると考えています。

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あけましておめでとうございます

2014年1月9日


金魚えびす
今年もよろしくお願いします
 
去年末に販売した、「金魚えびすの冬ギフト」ですが、販売が順調でした。
みなさまのあたたかいご声援、ありがとうございました。
 
〆切後も冬ギフトを贈られた方から「お年賀で使いたい」」「結婚式の引き出物に」と追加で注文がありました。
年が明けてからも、作っている作業所ではうれしい悲鳴を上げいます。
皆様にとって幸多きものになりますよう 心よりお祈り申し上げております。

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催事 ご報告1

2013年12月8日


無事に催事終わりました。
ムイットボンが直接出る催事としては半年ぶりくらいでしょうか
勘が鈍っているのか、基本的な失敗をかさねてしまいました。
 
 
今回赤レンガの催事にでる目的は2つありました。
・新しい屋台を試作したので、そのテスト
・今年度前半は研修に力を割いていたので、物販のカンを取り戻す
今日は新しい屋台の事を書きます。
作業所が工賃を上げていくためには旧来のバザーでは限界があるという事は、旧ブログでも書きました。
では、どうすればいいのか?
 
福祉業界の外に販路を見いだしていくしかないと考えています。
 
初めは赤レンガの催事のような場に出ると思います。
そのときに作業所は売り場をどうやって作るんだろ?  
 
 
まさか会議用の机に布をかけただけで済ませないよな…
やりそう…
 
 
そうならないように、新しい屋台を作ってみました。
レンチ1本で手軽に組み立てられて(女性2人で10分ほど、電気ドリルがあれば5分)
解体するとコンパクトになります。(畳1枚より小さくなります。)
ギリで電車での搬入も出来そう
天蓋もしっかりついてとても可愛い!
華奢な割には天板もしっかり固定してるので80キロくらいの加重にも耐えられるのではないでしょうか?(試した事がないですが)
 

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しかし、この可愛さが売り場で仇になるとは… 
 
 
次号につづく!
 

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