作業所通信

2015年2月26日

お久しぶりです。
あっという間に年を越してしまいました。
日々、活動はしているのですが、水面下で動く案件が多いのでなかなか活動報告が出来ずにいます。

さて、今日は作業所通信のはなしです。
障害福祉事業所が発行している”作業所の日常やイベントの報告、お知らせ等をのせた冊子(多いところだと月刊)”を発行しています。※以降「作業所通信」
ムイットボンは日々障害福祉事業所のお世話になっているので、方々から事業所通信を毎月いただきます。

事業所通信にテンプレートなどはないと思うのですが、皆さんだいたい同じ様な内容を冊子にのせてらっしゃいます。
そんな横並びの中、作業所通信フリークのムイットボンが毎月楽しみにしている事業所通信があります。

東京江戸川区の えどがわ悠人会さんの「遊歩道」です。
遊歩道の面白いところはズバリ!メンバーのありのままをお届け!!

例えば12月号の表紙をめくると
メンバーの詠んだ短歌が書かれています。

短日の陽を惜しみつつ くるる宵
漆黒の 夜空を照らす 冬の月
縁側で 猫を遊ばす 冬日かな
凩の 深々とふく 帰り道
威勢よき かけごえかわす 酉の市
さびしいな ひとりぼっちのクリスマス

歌を詠まれたメンバーさんの背景も気になりますが、めい一杯の冬を盛り込んでおいて、クリスマスで落とす!
メンバーの率直なさびしさへの表現が心を打ちます。

他にもメンバーさん自慢のジャンクフードレシピ
レシピを見るだけでもまずそうなのに、作ってみ本当にまずかったときなんか、面倒なときによく作って食べてんだろうな・・・
と、味以上に共感してしまいます。

メンバーさんや職員さんへのインタビューも赤裸々で読み応えたっぷりです。
メンバーさんだけでなく職員さんの人生も色々なんだな・・・・

障害福祉事業所とデザインの部分で関わらさせていただく事が多いのですが、こういった素の部分、飾らない生の所に人を引きつける魅力があると思います。

このページの先頭へ

モノマチ:蔵前2丁目物語

2014年10月24日

IMG_0017

先週末の17・18・19日はモノマチという徒蔵(御徒町から蔵前)地域のイベントに参加してきました。
法人として本当に久しぶりの出店だった事と新商品もあったのでかなり不安でしたが
お天気にも恵まれ、沢山のお客様が来てくださいました。

お客様が「買い物楽しんでいるな〜」という表情をしていたのが印象的でした。
福祉外のモノづくりで一線で活躍しているデザイナーさんとの交流は久しくなかったのでとても勉強になりました。
ムイットボンももっと外に出なくては行けませんね。(最近引きこもりだったので)

商品としては美術館の横断幕をリサイクルした商品がよく売れました。

IMG_3496

この商品は男性向けにデザインしたのですが、
購入者はほとんど女性だったのが意外でした。

まだまだ、作り手とお客様のギャップがありますね。
それもまた作るときの楽しみでもありますが。

この企画に呼んでくれて、素敵な空間づくりをしてくれたオトギデザインズさんに感謝です。
オトギデザインズさんのホームページはこちらから〜→

このページの先頭へ

懐かしのアップサイクル商品

2014年10月8日

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

最近ムイットボンのネットショップにアップしたパスケースですが
美術館の横断幕をリサイクルして作っています。
ムイットボンとしては新商品ですが、製品としては09年ぐらいから作っているので5年くらい前からやってました。

ヨーロッパにトラックの幌をリサイクルしてカバンを作っている「フライターグ」という超かっこいいブランドがあるのですが
そのかっこいい商品を見た瞬間に美術館のバナーで作ることを思いつきました。
美大在学中に「アートコイル」というブランド?を作りました。
美術館、バナーをデザインしたデザイナー、展示のアーティスト等の権利関係の調整が大変だったんですが、、、


財布
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

メッセンジャーバッグ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

トートバッグ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
このトートバッグなんかは、在学時、大学にいた有名デザイナーが「いいね!欲しい!」とまで言ってくれました。
ビジネスモデルのプレゼンは散々だったんですが、、、、

写真

今見ても結構かっこいいんじゃないでしょうか?
ありがたい事に評判も良かったので、私がバリバリとミシンで作って作っていました。

大学在籍後半は作品の制作発表(一応日本画科)とプロダクトのデザイン、製造、販売で大変だったのもいい思い出です。
そんな事をしていたのに、なぜ!ムイットボンをやっているのか?
それは次回に〜


※ムイットボンの商品はムイットボンオンラインストアで購入できます。

mbs_banner

このページの先頭へ

求むデザイナー

2014年9月8日

「障害福祉×デザイナー」で障害福祉側の人間とデザイン側の人間の
「デザイナー」と言う言葉への認識のズレを感じる事が良くあります。
経験から障害福祉事業所が求めているデザイナー像はわかります。

障害福祉事業所が求めているデザイナーのスキルはだいたい下記に書く通りだと思います。
1 マーケティング
2 商品企画
3 商品開発
4 障害者に合わせた作業の分解
5 障害特性に合った治具の製作
6 障害者、施設職員の製作技術習得の研修
7 材料の調達
8 生産管理
9 品質管理
10 在庫管理
11 営業
12 広報
13 販売
14 会計管理

長々と書きましたが、一言で言えば「販路を持っているデザイナー」です。

もしあなたがこの条件を満たすのであれば障害福祉業界はあなたを放っておきません
交通費は出してくれると思います。

※ムイットボンの商品はムイットボンオンラインストアで購入できます。

mbs_banner

このページの先頭へ

求む10割バッター

2014年9月2日

ご無沙汰しております。
夏はずっとアトリエにこもって仕事をしていました。
生存報告をかねてブログを更新したいと思います。


ムイットボンだと商品開発で
「10個に1つ売れる商品が出来れば、、、、」
「ヒット商品は100個に1つ出来れば、、、、」
という感覚があります。(民間の会社だとこんな感じではないでしょうか?)


しかし障害福祉事業所はそうは行かないのです。
なぜならば「1つの商品を作るのに時間と労力がとてもかかる」

商品のアイデアがあり、それを作るためには
・職員の商品への理解と製作スキルの習得
・障害者のために作業分解、必要であれば治具の製作
・障害者の商品への理解と製作スキルの習得

場合によっては製作スキルを習得するために講習を開く必要があります。

しかも、障害福祉事業所はその商品だけに注力するわけにはいかないので、当然時間もかかります。
だいたい半年から1年くらいはかかるのではないでしょうか?
1年に1個か2個しか商品が作れないと言う事になります。

「10個開発した商品のうち1つ売れる商品が出来れば、、、」
という発想だと売れる商品が出来るまで何年もかかってしまいます。

この状況につきあえるデザイナーはほとんどいませんよね。
(しかも障害福祉は「外部の人間にギャラを払う」という考えを持たないところが多いので、
デザイナーは格安もしくは無料で請け負う事になります。)
身を削ってやったとして、売れない場合、かかった時間と経費は全て無駄になります。

事業所も忙しい中1年近くかけて商品を作ったのに「売れない」
障害者に覚えてもらった仕事はすべて無駄になってしまった。

こうなるとデザイナー、障害福祉事業所の双方に深刻なダメージをうけてしまいます。
こういった状況は日本全国でおこなわれている「障害福祉事業所×デザイナープロジェクト」でよく聞く話です。

極論すると障害福祉では10個商品を作ったら売れる10個の商品を作れるデザイナーが望まれているのです。
野球で例えるのであれば打率10割のバッターと言う訳です。
物販による工賃向上は10割バッターが全国に現れる事ではじめて可能になります。
障害福祉業界はイチローを超える逸材を待っています。

※ムイットボンの商品はムイットボンオンラインストアで購入できます。

mbs_banner

このページの先頭へ