アイディア

求む10割バッター

2014年9月2日

ご無沙汰しております。
夏はずっとアトリエにこもって仕事をしていました。
生存報告をかねてブログを更新したいと思います。


ムイットボンだと商品開発で
「10個に1つ売れる商品が出来れば、、、、」
「ヒット商品は100個に1つ出来れば、、、、」
という感覚があります。(民間の会社だとこんな感じではないでしょうか?)


しかし障害福祉事業所はそうは行かないのです。
なぜならば「1つの商品を作るのに時間と労力がとてもかかる」

商品のアイデアがあり、それを作るためには
・職員の商品への理解と製作スキルの習得
・障害者のために作業分解、必要であれば治具の製作
・障害者の商品への理解と製作スキルの習得

場合によっては製作スキルを習得するために講習を開く必要があります。

しかも、障害福祉事業所はその商品だけに注力するわけにはいかないので、当然時間もかかります。
だいたい半年から1年くらいはかかるのではないでしょうか?
1年に1個か2個しか商品が作れないと言う事になります。

「10個開発した商品のうち1つ売れる商品が出来れば、、、」
という発想だと売れる商品が出来るまで何年もかかってしまいます。

この状況につきあえるデザイナーはほとんどいませんよね。
(しかも障害福祉は「外部の人間にギャラを払う」という考えを持たないところが多いので、
デザイナーは格安もしくは無料で請け負う事になります。)
身を削ってやったとして、売れない場合、かかった時間と経費は全て無駄になります。

事業所も忙しい中1年近くかけて商品を作ったのに「売れない」
障害者に覚えてもらった仕事はすべて無駄になってしまった。

こうなるとデザイナー、障害福祉事業所の双方に深刻なダメージをうけてしまいます。
こういった状況は日本全国でおこなわれている「障害福祉事業所×デザイナープロジェクト」でよく聞く話です。

極論すると障害福祉では10個商品を作ったら売れる10個の商品を作れるデザイナーが望まれているのです。
野球で例えるのであれば打率10割のバッターと言う訳です。
物販による工賃向上は10割バッターが全国に現れる事ではじめて可能になります。
障害福祉業界はイチローを超える逸材を待っています。

※ムイットボンの商品はムイットボンオンラインストアで購入できます。

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